乗馬に必要な用具を揃えるには、それなりにまとまった費用が必要ですが、はじめのうちは自前で揃える必要はありません。
まず、手綱引きで行われる体験コースなどでは、動きやすく汚れてもいい服装なら何でもOKな場合がほとんど。
ですが、本格的に乗馬を学ぶコースに進む場合は、安全の面から正式な服装と装備が必要となってきます。
ただ、その場合でも、私が通っているオリンピッククラブをはじめ、良心的な乗馬クラブであれば服装などのレンタル品が揃っている場合がほとんどです。
専用のヘルメットやパンツを身にまとい颯爽と馬を乗りこなす姿に憧れ、“かたち”から入る方もいらっしゃると思います(私自身もどちらかと言えばそうでした)が、無理して用具を揃えるより、その費用を一回でも多く乗るために費やした方がよいと思います。
自前の用具を揃えるのは、それこそライセンスを取得できてからでも遅くはありません。
逆に乗馬クラブによっては注意すべき所もあります。メーカーやショップなどと提携している乗馬クラブでは、その絡みで押し売りやそれに近い感じで勧誘されることもあるそうです。
入会の前には、レンタルの有無をしっかりと確認しておきましょう。
「乗馬って特別な服装が必要なの?」と不安に思う方も多いはず。結論から言うと、はじめての体験コースであれば特別な準備は不要です。ただ、せっかくなら当日を快適に楽しむために、いくつかのポイントを押さえておきましょう。
体験乗馬では、以下のポイントを意識して服装を選ぶと安心です。
アクセサリー類は落下や引っかかりの危険があるため、できるだけ外しておくことをおすすめします。
乗馬は屋外でのアクティビティ。季節によって快適な服装は変わってきます。それぞれのシーズンに合わせたコーディネートをチェックしておきましょう。
過ごしやすい季節ですが、乗馬中は意外と体が温まります。薄手のフリースやロングシャツなど、脱ぎ着しやすいレイヤードスタイルがおすすめ。朝晩は冷え込む場合もあるので、一枚羽織れるものを持っておくと安心です。
直射日光を受けながらの乗馬は思っているより暑く、日焼けもしやすい環境です。吸湿速乾素材の長袖トップスに、UVカット効果のあるアームカバーを合わせるのがベター。水分補給もこまめに行いましょう。
冬の乗馬は防寒対策が重要です。ただし、着ぶくれすると動きが制限されてしまうため、保温性の高いインナーを重ねるのが基本。手綱を握る手が冷えないよう、薄手の手袋も用意しておきましょう。防風性のあるアウターも活躍します。

乗馬には、長い歴史の中で育まれた独自のファッション文化があります。ヘルメットにキュロット、ロングブーツを合わせたトラッドスタイルは、機能性と美しさを兼ね備えた完成されたスタイル。「いつかあんな風に乗りこなしたい」と憧れる方も多く、それ自体が乗馬を続けるモチベーションにもなっています。
本格的な乗馬スタイルを構成するアイテムは、どれも機能美にあふれています。
乗馬ライセンスを取得する頃には、自分のスタイルへのこだわりも生まれてきます。ジャケットやネクタイを合わせた競技スタイル、カントリー調のカジュアルスタイルなど、乗馬ファッションのバリエーションは豊富。アイテムにこだわりながら、自分らしいスタイルを楽しんでいる方がたくさんいます。
まずは体験からスタートして、乗馬の魅力と一緒にファッションの世界も少しずつ楽しんでみてください。
この他、より上達してにいくに従い、鞭(1,000円~5,000円程度)や拍車(靴に取り付ける金属製の補助具で2,000円~10,000円)などが必要になります。
また鞍は乗馬の競技によって異なってきますので、それこそ競技に出るくらい上達するまでは購入する必要はないでしょう。