乗馬に必要な用具を揃えるには、それなりにまとまった費用が必要ですが、はじめのうちは自前で揃える必要はありません。
まず、手綱引きで行われる体験コースなどでは、動きやすく汚れてもいい服装なら何でもOKな場合がほとんど。
ですが、本格的に乗馬を学ぶコースに進む場合は、安全の面から正式な服装と装備が必要となってきます。
ただ、その場合でも、私が通っているオリンピッククラブをはじめ、良心的な乗馬クラブであれば服装などのレンタル品が揃っている場合がほとんどです。
専用のヘルメットやパンツを身にまとい颯爽と馬を乗りこなす姿に憧れ、“かたち”から入る方もいらっしゃると思います(私自身もどちらかと言えばそうでした)が、無理して用具を揃えるより、その費用を一回でも多く乗るために費やした方がよいと思います。
自前の用具を揃えるのは、それこそライセンスを取得できてからでも遅くはありません。
逆に乗馬クラブによっては注意すべき所もあります。メーカーやショップなどと提携している乗馬クラブでは、その絡みで押し売りやそれに近い感じで勧誘されることもあるそうです。
入会の前には、レンタルの有無をしっかりと確認しておきましょう。
この他、より上達してにいくに従い、鞭(1,000円~5,000円程度)や拍車(靴に取り付ける金属製の補助具で2,000円~10,000円)などが必要になります。
また鞍は乗馬の競技によって異なってきますので、それこそ競技に出るくらい上達するまでは購入する必要はないでしょう。